一人が担当できる業務範囲が広範にわたること。
仕事がバラエティに富んでいると言えばいいのでしょうか、
いろんな経験が積める点、それが当社の魅力だと思います。
他社に進んだ友人などは、入社10年、ずっと同じ業務を担当してるようですが、
「そろそろ飽きた・・・」って言っていますから、
その点は恵まれているようです。
いくつかの業務を経て、今はキャッチネットワーク様の
ケーブルテレビに関する工事を担当しています。
業務全体は「調査・設計・申請・施工・試験」という一連の流れがあり、
大きく引込宅内業務と伝送路業務に区分されているのですが、
私は伝送路業務を担当しています。
お客様から加入申込があった場合、
まずタップオフ(CATV幹線の分岐器)の配置状況を確認し、
加入者宅までの配線計画を立て、設計図を作成します。
配線計画や設計図の作成など、私たちの仕事は
ともすれば机上の作業だと思われがちですが、決してそうではありません。
大切なのは、常に「現場」まで足を運び、自分の目で「現物」を見て、
どのような状態であるのか「現実」を確認するプロセスです。
いかに軽微な工事であっても、こうした三現主義を貫いてきた伝統が、
中央電気工事の強みだと思います。
単に机の上で地図を広げるのではなく現地を見ること。
私もそのプロセスを大切にしています。
電柱に架設されているケーブルは、一見どれも同じに見えますが、
プロの仕事、プロの配線はビジュアルとして美しく、
そこには確かに“機能美”が存在します。
もちろんそれは単に整理されていて美しいということだけではなく、
背景にある施工の効率性や安全性、結果としてもたらされる機能性など、
全ての品質が高いレベルで叶えられていることを意味しています。
一人ひとりのユーザーに、安心・快適なネットワーク社会を提供するために、
私はプロが創り出す『品質』にこだわっています。
ひとつの工事には、同業はもちろん多様な業種がジョイントします。
そうした異業種との交流機会は、社内だけでは得ることのできない情報や、
興味あるニュースに触れる絶好の機会でもあり、
自分自身の成長を促す意味でも、非常に有益だと思います。
ともすれば業界人になりがちな世界ですが、
多様な業種の方々との出会は、視野を広げる好機であり、
私の栄養源になっています。
社内安全放送と朝礼の後は、客先からの設計・工事進捗の確認と、メールチェックが朝の日課です。
前日に作成した設計書をもとに現場スタッフに作業内容を説明し、周知徹底を図ります。(RA-KY実施)
設計書通りに施工されているか、社内安全基準に沿って施工されているかなど、施工状況を確認します。また工事区間周辺の近隣住民へのご挨拶訪問も私たちが行います。
通常、昼食の後は現地調査に当てています。配線予定の現地を視察し、測量等を行い設計図作成に必要な事前情報を集めます。
現場調査の後は専用のCADに向かい、設計図を作成します。神経と頭を使う作業ですが、私にとってこの作業は最も楽しい時間です。
夕刻からは月例となっている「伝送路保守会議」に出席します。品質保持・安全第一のために、ケーブルテレビ設営に関わる業者が情報の共有を図ります。
- ■ 入社年度:2005年
- ■ 所属部署:通信技術部・
電子システムグループ
情報は1本のケーブルによって人と人を繋ぎ、現代社会にはなくてはなら ない存在になっている。インフラを創り、守るという重責を淡々と語るその姿に、ひとつひとつの工事に向けられた真摯な姿勢が見て取れる。