新しく施設やビルが建設されるというニュースは、
決してオープンにされるものではありません。
逆に、リリースされた段階では、もう私たちの仕事は終わっています。
いかに速く、いかに正確な情報をキャッチするか、しかも鮮度高く。
それが電気工事会社の営業です。
きっかけは些細な“うわさ話”程度のものであったり、
既にお取引きのあるお客様との談笑であったり、
非常に細い糸を手繰るように、本丸へと向かいます。
入札やプレゼンテーションという公的な場面に参加するためには、
その事前に、当社の魅力・技術力・実績を売り込み、
お客様に中央電気工事の存在を印象づけなければなりません。
そうした土壌整備があって初めて、選ばれるための土俵に立つことができます。
地道な作業ですが、それが億を超えるビジネスを着地させるための第一歩です。
当たり前のことですが、約束は必ず守ること。
それが営業という仕事の第一条件だと思います。
ビジネスに直結しない口約束程度のものであっても、
立ち話で交わした約束であっても、約束は約束です。
よく「ブランドとは顧客との約束である」という表現をしますが、
先輩たちが築き上げた中央電気工事というブランドを維持・成長させるためには、
私たち一人ひとりが、恒常的に顧客との約束を真摯に遂行し、
信頼される存在となること、それが重要なのではないでしょうか。
人的なネットワークの大切さ。この仕事を通してその重要性を再認識しました。
先にも言った有益な情報を入手するためにも、
また実際に正確な見積書などを作成するためにも、
社内外の人的なネットワークがなければ何も進みません。
その意味で、そうした人的ネットワークの核となるために、
自分自身の人間性・人間力を磨くことも大切なことではないでしょうか。
中央電気工事という歴史と実績のある看板に支えられているとは言え、
やはり最終的には個人への信頼であったり、個人への評価が大きくモノを言います。
それが営業という仕事の難しさであり、魅力だと実感しています。
中部圏の独立系電気工事会社の中でも最大手にランクされている上、
それに見合う歴史と実績を兼ね備えている点が、中央電気工事の強さです。
こうしたバックボーンの確かさは、営業の場でも非常に有利に働きます。
何といってもお客様の信頼度が違いますから。
また同時に、「お客様の心にふれる技術」を持っている点も当社の強みだと言えます。
職人気質とでも言うのでしょうか、一人ひとりの「手のよさ・丁寧さ」は私の自慢でもあり、
お客様の意図や要望をしっかりとくみ取り、
ひとつひとつ非常に丁寧な設計・施工を具現化しています。
この「手のよさ」とバックボーンがあるからこそ、私たち営業は常に誇りと自信を持って
プレゼンテーションの場に立てるのだと思います。
営業担当者はもちろん、設計・積算部員も集まり、前日の営業報告や、当日の活動内容を報告し合います。設計・積算の状況を含み総合的に営業方針を決め、全員が情報を共有し、効率の良い営業活動を目指すための会議です。
この場に胸を張って参加できるよう、アンテナを高く持って、前日に報告を整理しています。
平均して1日5~6社。大手ゼネコンのご担当者様や、取引のある企業などを訪問し、有益な情報源を探ります。一旦会社を出たら、夕刻まで帰社しない日も珍しくありません。自己管理の基に戦略を立て、実績へと結びつけます。
昼食は訪問先のご担当者様ととることもあり、こうした談笑の場も、ビジネスチャンスを掴む好機だと考えています。
帰社後は、明日の訪問先へアポイントを入れ、当日の日報を作成し、活動内容を上司に報告・相談しアドバイスを受けます。
時には、ゼネコンや企業のご担当者様との会食に当てることもあります。互いの情報を交換し合い、ウイン・ウインの関係を構築するための下地を創ります。こうした場では、常に相手先にとって有益な情報を持っていることも、営業の重要なスキルです。
- ■ 入社年度:2001年
- ■ 所属部署:営業本部・
第二営業グループ
営業活動の結果だけにとらわれずプロセスも重視する。お客様を振り向かせ、納得して頂いた喜びを携わった者と共有したい、といつも加納は言う。「お客様第一主義」このスタイルがぶれないのが加納の魅力だ。